こころが不思議なほどラクになるコツ その2 「自分から動く」

自分の目の前にあることなのに、あえて「気づいていないふり」をしてしまうことはないでしょうか?たとえば会社で、トイレの洗面台が汚れていた。気づいたけど、なんとなく「汚したのは私じゃないし」とか「そうじのおばさんがやってくれるでしょ」とか思って、自分では何もしない。

自分の部屋が散らかっていて、本当はすごく気になるんだけど、片づけるのも面倒だし、「そのうちお母さんがやってくれるんじゃないか」って思ってそのままにしてしまう。ほかにも、会議中にみんなが飲んだコーヒーのカップが、机の上にそのまま残っているのに気づいたけど、「これを片づけるのは新人の仕事だし」って自分に言い訳して、そのままにしておく...。

事情はあるんだろうけど、こういう「気づいていないふり」が、もうほとんど無意識のものになってしまっている人は多いものです。よく考えると、みんなが日常的にちょくちょくやってしまっていることです。

みんなが「気づいていないふり」をしがちなのは、特に、自分が生きていくうえでやるべきこと、たとえば食事をつくることや、トイレそうじといった生理的な事柄に関わる行為である場合が多いのです。それをおっくうに思って「誰かがやるだろうから、私がやるのはやめておこう。気づかなかったことにしていればいいや」って目を背けたときから、こころにネガティブな疲労が発生します。だって、自分はもう、自分がやるべき作業、片づけるべき問題がそこにあることに気づいてしまっているんです。だったら、それがやり遂げられない限り、自分はずっと嫌な気分のままでいることになるのです。

気づいてしまっているのに「気づいてないふり」をしている、もやもやした気持ち悪い感じがつきまとうことになります。あとになって「コーヒーのカップはもう片づいているかな? 」と気になったりするわけです。

これは、やらなきゃいけないことをあと回しにしているときも同じです。メールの返事を送らなきやいけないとわかっているのに、「明日でいいや」って先延ばしにしたりね。でも結局はそれが気になって、なんとなく落ち着かないはずです。であれば、それが精神的な疲労になる前に、さっさとやってしまえばいいのです。自分から動けば、それを見ていた誰かが「自分もやろう」と思って次から動くようになる。すると、余計な疲れを発生させないだけでなく、「気づいた人から動く」という流れが生まれることで、「いい循環」のスタートになるんです。

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