物事がうまく進まないと感じているときは、まずはきちんと休養をとるなど自分のからだを見直したうえで、相手と十分なコミュニケーションをとる時間やエネルギーをケチらないようにすることです。この「十分なコミュニケーションをとる」とは、人と人とのやりとりでいえば、メールなどですべてをすませるのではなく、直接相手と会って情報や意見を交換する労力を惜しまないというようなことです。
特に仕事の場では、直接会って話してしまったほうが早い、といこおとは多々あります。直接会って話をするときは、その人の表情や声の調子を読んで、相手の状態や立場を考えたやりとりができます。でも、これって、ただ自分の考えをメールで送るよりも疲れることです。
お互いに時間を合わせてその場所に出向いて話をする。それは確かにエネルギーを使うけど、直接会って話ができたことでそれまでの誤解が解けたとか、お互いの気持ちを理解し合えたという達成感や充実感があります。
これこそが、「十分なコミュニケーションをとる」ってことです。その労力を惜しみ、メールですませていたら、相手の本心もわかりづらいのです。自分の考えも正しく伝わったかわからない。気持ちはもんもんとしてすっきりしない。それによって逆に疲れてしまうのです。結局「面倒くさい」という感情がより一層「疲れ」を呼び起こしているんです。
からだを観ると、この「面倒くさい」という感情を抱くときは、必ず「骨盤開閉不全」の状態になっています。からだがサビて可動域が狭められることによっていろいろな部分が動かしづらくなると、人は疲れてしまいます。「面倒くさい」という感情が出てくるのは、からだが正常に動いていない証拠。
特に、女性の場合は、健康のバロメーターともいえる骨盤がサピついてしまっていることが多いです。その結果、ゴミがたまって代謝不良になるし、各器官の働きも鈍ります。「最近"面倒くさい"がログセになっている」と思ったら、意識して他人と積極的に関わってみることです。そうすることで、サビついていたからだも動き出します。からだの巡りがよくなると、自然と情報だとか人間関係だとか、自分を取り囲むすべてがなめらかに循環しはじめるようになるでしょう。
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