「そうじ」が行き届いたからだは疲れない

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

「疲れ」とは、からだがサビてゴミがたまっている状態。それは、日々積極的にからだを使うことで解消できます。ということが、だいたい理解できたと思います。

風邪のときの発熱や関節の痛みのようなものは、一見、僕らには不都合な症状だけど、それはからだが正常な状態、きれいな状態に戻ろうとして行なってくれる大そうじの生理作用です。とはいえ、そんなに頻繁に大そうじをされても困るでしょう。だから日々のこまめなそうじが大切なんです。

くり返しにななりますが、「便秘がひどい」「生理痛が激しい」「吹き出ものが気になる」「肩こりがつらい」「やる気が起きない」といった悩みは、日ごろ自分のからだを使わなかった結果です。こういった症状を単なる「疲れ」で片づけることなく、自分のからだをよりよく知るためのセンサーにすれば、からだを生まれ変わらせるなんて、誰にでも当たり前にできるんです。

いつもキレイな体をキープするために

だいたい、向かい合うのが面倒でため込んだ問題はすべて、全然見合わない結果になって返ってくるものです。夏休みの宿題もそうだし、消費者金融での借金もそう。返済が遅れれば遅れるほど金利がふくらむ。これは、からだの不調サインにも同じことがいえます。

この「金利」とは、からだでいうところの「発熱」や「痛み」。積み重なれば、のちのち大きなトラブルとなって返ってくるでしょう。また、からだにとって必要な「サビとり」や「ゴミ捨て」のために起こる「発熱」や「痛み」を薬などで無理やり止めたりすると、自分では気づかないところで、それが累積してしまうこともあるでしょう。

いつの間にか金利がふくれあがって、にっちもさっちもいかなくなる状態です。そうなると「大そうじ」よりも大変なことになってしまいます。

つまり、「大そうじ」も、ある限界を超えると間に合わなくなることがあるんです。たとえば、ガン。骨には古くなった骨を食べて新しい骨のもとを植えていく細胞があります。ガン細胞っていうのはもともと、これと同じ働きをもっています。それが、あるとき、再生と捕食のバランスがとれなくなってしまいます。そうすると、骨を食べる細胞ばかりを子どもとして増やしていきます。そして、その子どもによって本来の正常な細胞までがどんどん食べられていってしまい、最後は正常な細胞が食べ尽くされて、全部がガン紳胞になっていきます。。こうなると、結局食べるものがなくなり、ガン細胞自身も生きていけなくなるので、死んじゃうのです。これは免疫学的にいうと自己矛盾なんだけど、要するにからだの「自己破産」です。

ちょっと大げさになったかもしれませんが、病気は「日々、からだとどう付き合ってきたか」が影響するから、ガンになるというのもまったく関係ない話ではないのです。

たまりにたまった「サビ」や「ゴミ」をまとめて捨てるのは大変だけど、毎日少しずつこまめにそうじをしていれば、いつまでも健康的なからだでキラキラしていられるんです。とはいえ、すでに疲れから不快な症状にまで発展してしまっている人もいると思います。そこで次からは、多くの人が悩まされがちな体調不良の症状別に、それを解消する方法を紹介していきます。

睡眠中も発汗なども日中と同じ発汗がある、代謝水として就寝前の水は必須

関連記事